【カンボジア】どうしたいのかが言える親になりたい!

7月17日に、長男が幼稚園を卒園しました。
新型コロナの感染拡大防止策として、幼稚園も3月からずっと休校・・・。
約半年間の年長クラスでした。

長男の通っていた幼稚園の年長クラスに在籍していたのは、ほぼ日本人。
4月から日本人学校に進学するお友達はもう卒園していて、他のお友達は母国に帰国してしまっているので、たった1人の卒園生でした。

そのため、とってもスペシャルな卒園式になりました!
1人でピアニカを演奏して注目も集め、本人はご満悦!
お友達が、卒園式の様子をオンラインで見てくれていたり、卒園式に駆けつけてくれたりしてくれたりしました。
息子のご満悦な表情と嬉しそうな表情が見られて、私は幸せな気持ちで卒園する長男を見守ることができました。

日本で卒園式のオンライン中継を見ていてくれたお友達が撮影してくれたもの。

そして次男は、注目をあびる長男に嫉妬したようで、ステージに登って邪魔をしたり、騒いでみたり、外に飛び出したりと必死!!
ここは個性を育むポイントなのかなと思い、私は、次男をしからず、『嫉妬する=自分も目立ちたい、注目されたい』そうなんだね~とただ受け止めました。

私が、自分の心に余裕がもてて、子どもの個性を受け止めたり見守ることができるのは、海外での子育てが、とても合っているからだと思います。

○こうしなきゃいけない
○こうしたほうが良い

私が日本で生活していた時は、この二つの思考が私の頭の中でいつも働いていました。
特に、子育てにおいては、自分自身を縛りつけている思考でした。

例えば、「この月齢の時にはハイハイをさせた方が良い」と聞けば、ハイハイが気になってしまって目の前の我が子の楽しそうな表情よりも、ハイハイするかしないかばかり見てしまっていました。

今でもこの思考に縛られてしまうことがあるのは、これ!
「テレビやYouTubeは頭を使わないから、ブロックで遊ばせる方が子どもの成長に良い」と聞いてしまうと、テレビやYouTubeに夢中になっている息子たちが気になり、楽しんでいる息子達をみて微笑むことよりも、モヤモヤしてしまいます。

でも、ふっと何気なく、子どもたちを見てみると、テレビやYouTubeでおもしろい英語や情報を見つけた時には、楽しそうに笑ったり、発見した!と嬉しそうに報告にくるんですよね。
良くも悪くも、気にしていることに目を向けると、そこばかり目に入ってくる。

そして、もう1つ気づいた大事なことは、子どもたちは、ブロックやおもちゃでもちゃんと遊んでいるんですよね!
「テレビやYouTubeは嫌だ」と私が思っているから、そこばかりに目がいってしまいますが、子どもたちは自分の「やりたいこと」をやって、学習もしているんです。子どもたちは、立派ですよね。

結局、モヤモヤしているのは、母親の私だけ~(笑)
「こうしなきゃいけない、こうしたほうが良い」という思考に、ついつい縛られてしまうのは、「みんなに合わせる、みんなのレベルに合わせて学ぶ」という日本の学校教育の影響なのかな?とも感じます。(特に、昭和時代の教育)

現在、カンボジアでの生活では、我が子の「こうしたい」と湧き出てきたものに合わせて学習させてくれる先生方がいるおかげで、私自身が余裕をもって、我が子を見守れるようになってきたな~と思います。
余裕がない時もありますけどね!それも、自分だなと受け止めることもできるようになりました。

日本から海外へ生活環境を変えてみた私が、日々感じているのは、「我が子にどんな教育を受けさせたいのか?」の前に、「自分がどんな環境で子育てしたいか?」を、親が自問自答してみることが大切だなあということです。

「子どものために」と考えるのは、「自分自身はどうしたいのか?」を考えるきっかけだと思います。
日々の生活の中で、「自分はどうしたいのかな?」と自分自身へ問いかけてみることで、子どもがどうしたいのかも見えてきたり、子どもがやることを受け入れたりすることができると思います。

私にとっては、海外に移住して環境を変えたことが今のところベターでしたが、日本で生活しながらも、自分にとってのベターはあると思います。

まずは、自分自身に聴いて欲しい。
「どうしたい?」
「どうしたくない?」
その気持ちの先に、行動があると思うのです。

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