【オランダ】ホームスクーリングレポート・長女編

こんにちは、次女が急にレゴにどハマりしています、アムステルダムの有川です。

一昨年のクリスマスに長女にと購入したレゴ。
長女はそこまで興味を示すことなくずっと眠っていましたが、ここへ来て次女が急に遊び始めました。よかった!けれど片付けが大変で……涙

さて、現在は夏休みに突入している我が家。
コロナクライシスによって3月16日からオランダ全土の小学校は休校措置がとられ、5月11日から分散登校での再開、6月8日から完全再開、そして7月3日で現在の学年が終了、早くも夏休みとなりました。

2月から登校を始めた娘たちは、この半年で半分も登校していないような状況ですが、夏休み明けから新学年です。
長女は引き続きニューカマークラス、次女はグループ2になります。

ちなみに夏休みの宿題は……ゼロ!

今回は約2ヶ月に及んだホームスクーリングを振り返りたいと思います。(なかなか現在に追いつきません…!)

私、パニック

3月、休校措置が発表された最初の一週間は、こんなはずじゃなかったモード全開でした… 

ヨーロッパで新型コロナが猛威をふるい始めた中で早めに学校が休校になってホッとする気持ち、その反面、大変な思いでやっと学校生活をスタートした苦労が振り出しに戻されるような焦り。
そして日本語補習校を含めると3つの学校からくるインフォメーション、オンライン学習への対応、メールで送られてくる宿題など、怒涛の情報に私、プチパニック。

まだ自分たちで理解し学習を進めていける状況にない娘たちと、まだ学校のことをほとんど知らないオランダ語できないポンコツママ、このメンバーでホームスクーリングって…
日々オランダ語を解読し、子どもの学習管理をしていくのはもう……頭大爆発のヤケ酒大会でした。

まだキーボードを打つのも一苦労

ペースを掴み始めたのは、遅ればせながら休校3週目くらいだと思います。
今自分たちができる範囲で、できるペースで、できることを無理なくやる、やれないものは……やりません !!

人生開き直りが大切なときもありますね。
私たち家族に合った取捨選択をする勇気を持つこと、このマインドは日本人としてオランダ社会で生きていくにあたって今後もきっと必要な気がしてなりません。

オンライン学習への対応の速さ

長女の通う小学校では、平時からオンライン学習が導入されていました。
教室にはパソコンが数台あり、もともと学校で個人学習をしていました。
そのため、オンライン学習への対応はとても素早いもので、休校に突入したその週から、家庭で学習できるようになっていたと記憶しています。
複数のデジタル教材を管理するプラットフォームも、各家庭で利用することが可能になりました。

一つのログイン情報で複数のオンライン教材に取り組めるので、情報整理に難ありの私には、あれはどこ?これはどこ?とならずに済み、ありがたかったです。

さらに、ホームスクーリングが終わった現在も利用できるため、引き続き家庭学習をすることができるのも◎!

リモート・オンライン学習の内容 長女の場合

長女の所属はオランダ語習得に特化したニューカマークラスなので、学校から提供されたホームスクーリング課題のほとんどはオンライン学習教材による「オランダ語」と「算数」でした。

長女のオランダ語のオンライン教材

視覚的に楽しめるデザイン、動画コンテンツ、コインを貯めてのバーチャルショピングなど、ゲーム性やストーリー性があるので、ザ・勉強!!!という感じではありません。

そんな楽しそうな学習でさえもやりたくないとゴネる日もたくさんありましたが。。

たまったコインでお買い物。楽しそうです。

週に一度、「オンライン体育」というのもありました。
カメラの前の先生と一緒にエクササイズをするという。
これは一度だけ受講して、、その後は一度も受講して…おり…ません…先生ごっごめんなさい…

あとは週2回、担任の先生によるオンライン授業(発音練習)がありました。

これは真面目にやりました!
先生から直接ビデオ通話がかかってくるマンツーマンだから、真面目にやるのは当たり前ですね…
長女の発音を先生が確認してくださっています。

勉強する娘の横でオランダで手に入る日本酒を調べてる母親なんてまさかいるはずがありません!

さらに学校に教材を取りに行くこともありました。
時間が指定され、子どもは同伴せずに保護者一人だけで取りに行きます。

オンラインだけではフォローできない部分、文字を書く練習をするワークやちょっとしたクラフト課題などでした。

ホームスクーリングで良かったこと

スタート時はパニックだった私ですが、ホームスクーリング期間を振り返ると、良かったなと思うことがたくさんありました。

  • 学校で具体的に何をどのようにどこまで学習していたのか、娘の苦労も含めて理解できたこと。
  • 学校のカリキュラムが多少把握できたこと。
  • 先生とコンタクトをとることが気軽に感じられるようになったこと。
  • 今までしてこなかった家庭学習の習慣がついたこと。
  • 娘たちと多くの時間を過ごし、共に学べたこと。ママも自動的にオランダ語の勉強に!

ホームスクーリング前、登校時はいつも「不安、緊張する」と繰り返していた長女。
しかし、学校の学習内容が家庭内にオープンになったことによって、「彼女はこんな勉強を一人でしていたのかあ!」とよくよく知ることができ、彼女の苦労が本当に理解できました。

日本の幼稚園時代は家庭学習をする習慣が一切なく、パソコンだってやったこともなかった彼女が、突然オランダの国でパソコンの前に座り1人でこんなことをやっていたかと思うと。。。

異文化の只中で全力を尽くしている長女、これからも彼女の日々をサポートしていきます。

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